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title: Mod解説 - Technic
date:
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工業Mod「Technic」の解説ページです。
- toc
{:toc}
# Technicとは
{% assign data = site.data.mods-industry.technic %}
{% include content-mod.md %}
「Technic」はMinetestの工業化Modです。
『電力(EU)』という新しい仕組みを使って、いろいろな作業を自動化したり、新しい道具や機械を開発したりできます。
# 前提Mod
「moreblocks」、「pipeworks」が必要となります。
また、「mesecons」、「moreores」の素材も要求されるので、このつも必要といって差し支えないです。
# 難しい?めんどくさい?
どの程度の事を目標にするかによります。
例えば、かまどや粉砕機を低電圧で動かす程度であれば、そこまで手間ではありません。
金と銅とダイヤなどをある程度集めれば、鉱石を2倍の粉にした後、太陽光発電で燃料無しで精錬する、ぐらいはできます。
glinder(粉砕機)があると、1つの鉱石から2つのインゴットを作れたり、いろいろ便利です。オススメ)
ただ、作業の効率化を求めていくと、道は長くなります。
pipeworksとの連携には中電圧が必要となり、大量の『銅』や、追加鉱石『クロム』が要求されます。
最終的な目標『原子力発電』には相当な手間がかかるようです。
(……というかどれだけ大変なのか筆者もまだ把握できてません。そしてその電力の使い道もよく分かりません)
結局、technicを「手段」にするか「目標」にするかによって変わってきます。
『便利なかまど』レベルなら難しくないですし、『原子力発電』を目指すなら大きな目標になるでしょう。
# 最初のステップ
technicの最初の回路を作るために必要なものを並べると…
「鉄」「銅」「スズ(tin)」「亜鉛(zinc)」「パピルス(もしくは紙)」「粘土(もしくはレンガブロック)」が主に必要となります。
特にこのModでは銅の消費量がかなり多くなります。見つけたら積極的に掘りましょう。
なお、後に作成する『粉砕機(glinder)』があれば1つの鉱石から2つのインゴットを作れるので、序盤は必要最低限の鉱石だけをかまどで焼くようにしましょう。
「レンガブロック」を8個ぐるりと配置すると、「燃料式合金かまど(Fuel-Fired Alloy Furnace)」ができます。
このかまどでは、複数の金属インゴット/金属粉を混ぜて新しい合金を作ることができます。
これで「銅2個と亜鉛(Zinc)1個」を混ぜて「真鍮(Brass)3個」を作ります。
また、普通のかまどで「鉄」をもう一度焼いて「錬鉄(CastIron)」を作ります。
真鍮を真ん中に1個、錬鉄を周りに8個並べると「ケース(MachineCasing)」ができます。
このケースは電気機械を作るのに必要です。ケースを作るのに合金がいるので、「燃料式合金かまど」はどうしても必要です。
(電気式合金かまどの作成には合金が必要)
# 回路に必要なもの
回路には、「スイッチステーション(SwitchingStation)」「発電機(Generator)」「消費機器」「バッテリー」「電線」が必要です。
また、回路には「LV(低電圧)」「MV(中電圧)」「HV(高電圧)」があり、それぞれ別の機械や電線が必要です。
ただし、「スイッチステーション」だけはどの電圧でも共通で使えます。
<ul>
<li>
「スイッチステーション」は各回路に1つ必ず必要です。また、「電線の真上」に配置する必要があります。<br>
(他の機械は横からでも配線できますが、スイッチだけは配線方向が限られています)<br>
スイッチステーションを見ると、回路の供給電力と消費電力が分かります。
</li>
<li>
「発電機」にはいろいろな種類があります。
<ul>
<li>
「火力発電(Fuel-Fired)」<br>
最も分かりやすく、製作コストも安いです。燃料を入れると燃焼時間の間発電します。<br>
ただし、燃料が尽きれば発電が止まるうえに、消費先がなくても無駄に燃料を消費し続けます。
</li>
<li>
「太陽光発電(Solar)」<br>
高い所に配置して太陽が届いていると発電します。<br>
厳密にいえば、「昼の間に」「一定の高さ以上で」「一定以上の明るさなら」発電します。<br>
高さ0以下では発電しません。高いところほど発電量が増えますが、ある程度の高さで頭打ちになります。
</li>
<li>
「水力発電(Hydro)」は機械に水が、「地熱発電(Geothermal)」は水と溶岩の両方が隣接していれば発電し続けます。<br>
常に安定した供給を続けてくれるのですが、低電圧発電(LV) にしか対応していないのが難点です。
</li>
<li>
「原子力発電(Nuclear)」は高電圧(HV)専用の発電です。性能は非常に高いのですが、製作コストが非常に高く、構造がややこしく、メルトダウンの危険もあるため、本解説書では取り扱いません。
</li>
</ul>
</li>
<li>
「バッテリー」は電力を蓄え、供給してくれる機械です。<br>
厳密には必須ではないのですが、これがないと余った電力は消失し、逆に少しでも電力が不足すれば回路全体が停止するので、ほぼ必須といえます。<br>
バッテリーは厳密にいえば「発電機」であり「消費機器」として扱われます。(もちろん容量の範囲で)<br>
どの程度電力が溜まっているかは見た目でも判断できますし、ポイントすれば数値も分かります。<br>
なお、つるはしなどで破壊すると充電分はリセットされます。
</li>
<li>
「電線」は電力の伝達に使います。<br>
破壊、回収には剣か斧を使うと効率が良いです。(素手でも可能ですが少々時間がかかります)
</li>
<li>
「消費機器」は色々あるので別途記載します。<br>
電力を消費して色々なことをしてくれます。
</li>
</ul>
「ステーション」「発電機」「バッテリー」「消費機器」を電線で繋ぎ、十分に電力が確保されれば機械は作動します。
(材料をクラフトする消費機器は、基本的に材料がセットされている時だけ電力を消費します)
# 低電圧/中電圧/高電圧(LV/MV/HV)
Technicの機械には、低電圧(LV)/中電圧(MV)/高電圧(HV)の3種類があります。
これらは別の種類であり、低電圧のマシンを中電圧の発電機で動かすことは(基本的に)できません。
基本的に電圧が高いほど、「発電効率」「消費電力」「動作速度」「製作コスト」が上昇します。
多くの機械は、後からより高い電圧の機械にクラフトできます。
(というか、高い電圧のマシンは低い電圧のマシンを材料にすることが多いです)
# 色んな消費機械
(特に記載がなければ、低電圧/中電圧/高電圧の3種類全部にあります)
<dl>
<dt>かまど(Furnace)</dt>
<dd>
バニラのかまどと一緒ですが、燃料の代わりに電気で動きます。<br>
pipeworksでの投入には中電圧以上が必要で、排出には更に「ControlLogicUnit」を付けることが必要になります。<br>
(他のクラフト機械も同様)
</dd>
<dt>合金かまど(AlloyFurnace)</dt>
<dd>
電気で動く合金かまどです。<br>
「対応する2種類のインゴット」か「対応する2種類の粉末」を投入すると合金ができます。<br>
インゴットを入れれば合金インゴット、粉を入れれば合金の粉ができます。<br>
石炭のようにインゴットの形にならないものと混ぜたいときは、あらかじめ粉砕機で粉にする必要があります。
</dd>
<dt>粉砕機(Glinder)</dt>
<dd>
このMod特有の非常に有効な機械です。燃料式のものはないので電気でのみ動きます。<br>
金属の鉱石を入れると、2倍の数の金属の粉(dust)になります。粉はかまどで焼くとインゴットになります。<br>
事実上、電気消費と引き換えに鉱石を2倍に増やしてくれます。(ダイヤモンドやMeseは無理です)<br>
なお、インゴットを入れると、同数の粉になります。<br>
他にも、石炭、焼石、丸石、小麦の種など色々な物を粉砕できます。優先度の高い機械です。
</dd>
<dt>抽出機(Extractor) 圧縮機(compressor)</dt>
<dd>
原料と電力を消費して新しいアイテムを作成します。主に機械の素材を作るのに使われる機械です。
</dd>
<dt>遠心分離機(Centrifuge)</dt>
<dd>
中電圧(MV)のみの機械です。原料を、電力を消費して複数のアイテムに分離します。<br>
合金の粉を元々の粉に分離したり、物質の濃度を上げたりと色々なことに使います。<br>
なお、仕様上、unifiedinventoryのレシピガイドに遠心分離機による分離レシピは表示されません。
</dd>
<dt>工具修理箱(ToolWorkshop)</dt>
<dd>
中電圧(MV)のみの機械です。中に入れた道具の耐久値を電力を消費して回復させます。
</dd>
</dl>
(以下の機械は使用経験がないので参考までに)
<dl>
<dt>(MusicBox)</dt>
<dd>
低電圧(LV)のみの機械です。特定のフォルダに入れた音楽を流せます。
</dd>
<dt>(CNCMachine)</dt>
<dd>
低電圧(LV)のみの機械です。装飾用のブロックを作成します。
</dd>
<dt>露天掘り機(Quarry)</dt>
<dd>
高電圧(HV)のみの機械です。電力を消費して、自動で採掘を行ってくれます。ただし、電力消費が莫大で速度も遅いです。
</dd>
</dl>
# 追加鉱石
<dl>
<dt>鉛(lead)</dt>
<dd>
地表浅くから生成されます。見つかる量はそこそこ。使い道は未実装です。
</dd>
<dt>亜鉛(zinc)</dt>
<dd>
地表浅くから生成されます。それなりに見つかる割に、要求量は少ないです。
</dd>
<dt>硫黄(sulfur)</dt>
<dd>
地中の溶岩だまりの上にまとめて生成されます。やや見つけにくいですが、一度見つければ大量に入手できます。使い道は未実装です。
</dd>
<dt>クロム(chromium)」</dt>
<dd>
かなり地中深く(高度-100以下。ダイヤと同じぐらい)を掘らないと見つけられません。見つかる量も多くないです。中電圧以降の機械を作るのに要求されます。
</dd>
<dt>ウラン(uranium)</dt>
<dd>
ある程度の深さから生成されます。そこそこ見つかります。<br>
注意点は、ウラン鉱石ブロックの1マス以内にいるとダメージが発生することです。(ダメージは即座に解決され、後遺症はありません)<br>
掘ってアイテムにしてしまえばダメージはなくなります。ダメージが発生するのはブロックとして配置されている時だけです。<br>
なお、金属ブロックとして配置した場合、近づくとダメージが発生し、威力・範囲ともにかなり大きくなります。<br>
用途は原子力発電用だけのようです。ただし、原子力発電をするためにはかなり大量に必要になります。<br>
粉状にして遠心分離機にかけると濃度が少しずつ上がります。<br>
初期の濃度は0.7%ですが、原子力発電には3.5%まで濃度を上げる必要があります。
</dd>
</dl>
# 参考動画
<a href="https://www.youtube.com/watch?v=_hSCtcujOHk">Minetest Technic tutorial #1 - Basics</a>